MESSAGE

モノが溢れ豊かな現代社会。
高度情報化社会の進展に伴い、生活者のモノ選びの価値基準や欲求も
機能・品質・価格という従来のスケールメリットに加え、
多様化した個性・感性など「エモーショナルバリュー」が重要な要素になってきた。

モノ作りに携わる人々は、情報を正確に選択／適切に加工し、
新たな価値を創出する事が求められている。
モノを通じて何らかの一致を得る事により、
メーカーとユーザーの間に「信頼ある関係」を確立する事が出来る。

デザインの役割は、メーカーとユーザーの利益を確保すると伴に、
環境との調和をめざし、ソフト経済社会へ導くブリッジの役割を担っている。
デザイナー個々の社会的貢献度は高くはないが、
影響力と効果は無限の可能性を秘めている。

日本の伝統的美意識と最新技術の融合によって、
独創的な「モノ・コト・サービス」を創出し、真の豊かな社会を開拓する事が、
私達の重要なデザイニングと考えている。
・・・・・・・・・・
エフデザイン研究室　福島茂樹